京都市伏見区、僕は日本酒の街のイメージです。皆さんはどうでしょうか。「英勲」「蒼空」などの日本酒は飲んだことがあり、美味しかったと記憶しています。「英勲」は斎藤酒造、「蒼空」は藤岡酒造だそうです。酒造を知ると、より日本酒を楽しくめる気が致します。
ただ、この日本酒の街・伏見ですが、日本酒以外にもバッチリ歩き応えのある場所なのです。以下、レポートです。
この景色、いかがでしょうか。僕は心をぶち抜かれた。
「(((時をかける少女だ!!!)))」と、心が叫んだ。
自転車で下る坂道×踏切×商店街のトリオが織り成す生活美、僕はこの景色をずっと見たかった気がした。非常に興奮した。時をかける少女に魅了されて以来、無意識に探し求めていた青春の景色がこの写真の景色だ。その景色が突然に眼前に広がる。これ以上の高揚があるだろうか。
踏切を越え、アーケードが施してくれる影に足を踏み入れた瞬間、すぐさま二度目に驚きの風が吹く。僕の視界の奥の方から、すごい速さで向かってくる何かが居る、何だろうかと注視する、近づいてくる、認識した。
「(((男子高校生だ!!!)))」
スポーツマン風の彼、商店街を駆け抜ける様、風の如し。勢いそのまま、商店街の端にある京阪・伏見桃山駅へと続く階段を駆け下りていった。
とってもとってもとってもとっても大好きで
とってもとってもとってもとっても切なくて
自転車の変則をいちばん重くして
商店街を駆け抜けていくんだ
銀杏BOYZ「援助交際」の歌詞である。自転車ではないけれど、僕は商店街を駆け抜ける青春に憧れてしまっているのだ。僕の理想の青春がまたしても突然、目の前に現れる。なんてこった伏見桃山。
もしかすると彼は人生が掛かっているような、例えば身内の不幸など、青春とは乖離した不幸が発端の全力疾走だったかもしれない。理由知らずの彼の必死に、勝手に青春を見出し、投影するのはいかがなものかとも思うが、「ごめん、投影させてくれ、、」としか言えない、ごめん青年、まじで輝いて見えた。
少しエリアを変えて、近鉄桃山駅。こちらにまたしても、そそる場所があるのです。
近鉄桃山商店街、駅前0番地!!!
「0番地行こうぜ!」 このセリフ、言いたい。とても言いたい。
近鉄・桃山御陵前駅の改札を抜けて道路を越える。そこが0番地、驚きの好立地だ。
しかも、0番地の一軒目に待ち受けているのが「呑喰道場 大寅」だ! 真っ先に対峙するのが道場か、いかついな。
いやはや、優しい道場だった。
そしてその奥、この昭和な雰囲気の高架下に大きな提灯が灯っている。
高架下京都ラーメン・大中、抜群の雰囲気だ。前を通ったのは15時くらい、微妙な時間帯にも関わらず、お客さんの入りは多い。食べてはいないので何とも言えないけれど、名店の貫禄を纏っていた。いつか食べたいラーメンだ。
※大中ラーメンについて、詳しくレビューされている記事がありましたのでご参考までに、こちら
僕はどこかに行くたびに「ここで生まれ育ったなら…」と、仮定することが趣味であり、大切にしています。
ここ、伏見桃山での生活、商店街との共存、とてもおもしろいのではないでしょうか。
読んでいただき、ありがとうございました。以下、写真をいくつか掲載しています。
松本酒造
新高瀬川が流れる穏やかな空気感、老夫婦や親子等が楽しむ散歩道。京都では前記事に書いたように、鴨川がとても好きなのだけれど、伏見の新高瀬川も頗る気持ちがいい。
風呂屋町商店街
暖簾が風に揺れて素敵
失敗
キャラクター業界の先輩方
(アフラックは若いかな)
子「これ押してていい?」
ママ「」
竜馬通り
共産党事務所のナニモク梯子
十石舟