烏丸今出川

それぞれ別の大学だし、当時は会ったこともなかったけれど。少なくとも俺も彼も同じことを思っていた。恐らく彼も彼女も誰も同じく、どの大学に居ても、あなたはそうだと思います。学生街には何も。

誰かの大学生活に文句を言いたいわけではない。各々が各々で、終着点を見つけては、その大学生活に名前を付けてアルバムに綴じて保管するが、重く大切なようなx≧4年間の厚みは段々と薄れていき、今となっては何もなかったように思えてしまうこともある。

未卒に終わるのも含めて、大学生活という無重力は、次生活で受ける重力を無視して、宙に浮くことができる期間のように思っている(2021年7月現在)。

大学生活の中で、理想の生活や身なり、思想、時間の弄び方などを見つける時間自体は凡そ充分にあるが、その理想を達成する為の装備を揃えるのは至難の技である。と、此処に明文化。


学生が終われば、学生が終わります。

ハァ( ゚Д゚)?


映画で見つける理想を、現実に摩り替えることはできない。「細々と暮らして行けたらいい」のは勿論そうだが、「細々と暮らす」までの道のりですら、はやさ × じかん で求めなくてはならない。「細々と」生きたいだけなのにね。

暴論ではあるが呼吸にも言葉にも税金は掛かっているし、年金も払わにゃならんし。逆に言えば住民税を支払っているので京都市内で「好きです。付き合ってください。」と告白してもいいだろう。


ともあれ、学生街に寄生して約8年、鈍行くらいで丁度いい。一応目指すは山頂。サンダルでとTシャツでも登れる山頂とかで。